2月 23, 2011 in
Blog, Concept, Framework / Methodology with
限られた情報を基にして、仮の結論(最も可能性として高そうな)を設定し、その仮説に基づいた実行・検証・修正を行っていく思考法の一つです。とにかく重要なことは、先に結論をだし、その結論となる仮説を構築できるかどうか、ということです。
経営コンサルタントや戦略コンサルタント(あるいは業務コンサルやITコンサルも含め)、問題を解決するために最初にやることが「仮説を立てる」こと。限られた時間の中で、状況要因は複雑に絡み合っている「現状」からデータを分析し、帰納的に結論に達するには時間が足りません。また、現状は待ってはくれないため時間をかけても当初は正しかったかもしれない仮説も状況と共に変わっていってしまいます。だからこそ短時間で仮説を打ち立て問題の根幹をすばやく断ちにいくのです。結論から考えて、そこから遡って今の状況をみる、という形にすることが大切。そして仮説は必ず検証し、必要があれば修正をするのです。
仮説検証のプロセスは以下の5つのステップが必要になります。
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1.状況観察・分析
状況観察を行い「課題や問題の背景」を推察。必要に応じてデータを絞り込み裏づけを取ってみる。
2.仮説の設定
「~に違いない」という仮の結論を設定し、さらにリサーチや裏づけデータを収集。
3.仮説の実行
仮説に基づいたプランを実行。
4.仮説の検証
実行結果を分析し、仮説が正しいかどうかを検証。
5.仮説の修正
仮説で想定した予測結果と照らし合わせて、立証が出来ていれば問題なし。間違っていれば修正。
Googleなどが入社試験で利用する「フェルミ推定」も仮説思考の一種。与えられた情報、あるいは自分が知っている情報だけを頼りに、「世の中に存在するゴキブリは何匹?」「日本全国のコンビニエンスストアの何%が駅前にある?」といったような質問に答えるものになります。正確な答えを求められるものではなく、どのような前提条件を自分自身で設定し、答えを論理的に導き出しているのか?という思考力を問う問題です。重要なことは、限られた条件を元に結論から考えるということ。
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2月 23, 2011 in
Blog, Chart, Framework / Methodology with
問題解決のためのデータ分類はとても重要ですが、クラスター分析は、非常によく使われるなデータ分類方法の一つ。
クラスター分析においては、一塊のデータの塊を固体(クラスター)と呼び、定量差を個体間の違いを表し距離と呼ぶ。一つの新しいクラスターに距離の小さい個体をまとめるという作業を繰り返すため、似ているもの同士のグループを作っていくことがクラスター分析と考えればよい。
クラスター分析には、その手順によって3つのアプローチがある。
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①階層的な手法
階層的な手法というのは、同じような個体を同じグループにしながら徐々にクラスター数を減らす手法。当初は、データの数とクラスターの数が一緒になっているものを、似ているものから順にクラスターを融合していくため、アイディアをまとめるときに使われる「KJ法」に似ています。
クラスター間の融合の順序とその類似度を表す樹形図は、「デンドログラム」と呼ばれ、トーナメント表のような形をしています。左の方で結合しているほど近い個体でありう、各個体を示す棒の長さがその距離を示すのがデンドログラムです。
②非階層的な手法
非階層的な手法では最初に絞り込んだ数のクラスターを設定するのが特徴で、順に近い個体を融合させていく階層的手法とは異なるアプローチです。代表例は「K-means法」と呼ばれ、あらかじめ決めたクラスターの代表を「プロトタイプ」として設定し、そのプロトタイプにもっとも似ているデータを、さらにプロトタイプとして設定し、平均値(mean)を用いることからK-means法(K値の平均値)と呼ばれます。
③ファジー手法
大抵の場合、個体のクラスターが複数のクラスターに属します。そこで、Aグループに●●%、Bグループに▲▲%等、個体がクラスターへどの程度、所属しているかを曖昧に表そうとするファジー手法があります。「Fuzzy C-Means(FCM)法」などが代表的なファジー手法で、K-means法と同様あらかじめ決められ数のクラスターのそれぞれの代表となるプロトタイプを設定してデータ分類を行いますが、それぞれの個体が所属するクラスターが唯一になるのではなく、所属度合いを表す値を与える。朝に飲む飲み物のジャンルを分ける際に「コーヒー」と「紅茶」のクラスターがあっと場合、ファジー手法においては「コーヒーのみ」や「紅茶のみ」と分けるのではなく、「コーヒー:紅茶=8:2」といった分類が可能となり、データの特徴をより的確に反映することが出来る。
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2月 23, 2011 in
Blog, Framework / Methodology, Marketing with
提唱者の文化人類学者、川喜田二郎さんのイニシャルをとって「KJ」となっています。高度成長期にビジネスパーソンの間で新しい知識や発想を生み出す方法として、学術的な方法論だったものが形を変えて普及したといわれています。
KJ法は、4つのステップが必要です。
①一つのテーマに絞って紙に書き出す。必ず一つの紙に一つだけを書くこと。
②書き出した紙をを同じような属性にグルーピングして、それらを代表する一つを選びます。
③関係が深いと思われるグループ化された紙同士を隣におきます。
特にグループ間での関係を表したい時には線を引く。このときの注意点としては、隣同士のグループ間のみに線を引くことによってより重要な関係性だけに絞り込む、ということ。。
④全ての紙の関係性を、一筆書きをするようにひとつの文章にしてみる。
一つの文章にまとまって帰結した時に今まで見えなかった全体像が見える、という形です。
2月 22, 2011 in
Blog, Framework / Methodology, Kaizen with
デコンストラクションとは、もともとは言語哲学であり、フランスの言語学者が唱えた言葉の構造を別の視点から捉えるという意味だそうです。この言葉をビジネスの現場で使う際の意味は、経営構造や事業構造を従来とは違った視点で捉え、新たな経営構造や事業構造を作り出すことを指します。典型的な例としては、街角の一商店を、タイムベース競争の観点からコンビニエンスストアに転換していった、コンビニチェーンなどが挙げられます。
バリューチェーン分析とセットで使うことが多いのですが、事業構造も含めた事業プロセスの付加価値をバリューチェーン分析でチェックし、デコンストラクションでそれぞれのプロセスにすいて、強化・削除・簡略化・アウトソーシング等によって全体のパフォーマンスレベルを向上させます。
チェック項目は下記といわれてます。
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1. バリューチェーン全体を見た際に、対コストで価値の低いプロセスはどこにあるか?
2. 自社事業は、クライアントにとってのバリューチェーン全体か、あるいはその一部か?
3. 自社事業で、ネットワークによって影響を受けるのはどこか?
4. 資産のうち、負債になるものはどれか?
5. どのような新しいプロセスや能力が必要になるか?
これらのチェックポイントをもとに、デコンストラクションは4つのタイプに成功事例を持っています。
【レイヤーマスター】
ある特定プロセスに強大な力を持つことで、競争優位性を高める企業(例:マイクロソフト等)
【パーソナルエージェント】
購買代理人として複数の注文を束ねることで価格を抑え、収益性を高めることが出来る企業(アマゾン等)
【オーケストレーター】
バリューチェーン全体を提供するが、一部のプロセスをアウトソーシングする代わりにコアとなる付加価値プロセスに集中する企業(デル等)
【マーケットメーカー】
既存のバリューチェーンになかった機能を付加して新しい市場を形成する企業(ガリバー等)
デコンストラクション経営革命―ビジネスの興廃を制する
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2月 22, 2011 in
Blog, Framework / Methodology, Kaizen with
バリューチェーンとは、事業のプロセスにおいて、どこに競合優勢性があるのかを見つけるもので「競争優位の戦略」で、マイケル・E・ポーターが考案しました。生産活動におけるプロセス分析と捉えることもできるかもしれません。
バリューチェーンの主活動は5つといわれていて、①購買物流②製造③物流④マーケティング⑤サービス・アフターフォローです。それらを支援する会社の組織プロセスとして⑥調達⑦技術開発⑧人事・労務⑨経企・財経がありますが、バリューチェーンは、これらのプロセスにおいて、どれがどのような価値を生んでいるのか、どのような競争力のある活動が出来ているのか、を分析するフレームワークとなります。
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バリューチェーンによる分析の一番重要な点は、顧客の視点からみて、「本当に価値のあるプロセス」を見つけ、それを強化し、「不要なプロセス」は排除・簡略あるいはアウトソーシングして低コスト化を図るように連鎖を再構築(デコンストラクション)するためのベースを見つけ出すことです。
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2月 21, 2011 in
Blog, Concept, Framework / Methodology with
誰でも一度は聞いたことがあるかと思います。もともとの発想のスタートは、新聞記事のリード部分の書き方から始まっているようで、日本独自のものであり、海外では使われません。
Who(誰が)、What(何を)、When(いつ)、Where(どこで)、Why(どうして)、How(どのように)の頭文字をカウントしているもの。
上記のとおり、5W1Hは文章構成のやり方ですが、仕事の中でも客観的事実を伝えるための上司への報告やプレゼンテーションにおいて、その効果を発揮することができます。またプロジェクト概要を整理するときなどにも極めて有効に機能します。事実と意見をしっかりと切り分け「正確」に情報が伝達されるためにはとても重要。
※トヨタ式5W1H
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日本を代表するグローバル企業であるトヨタ自動車ですが、トヨタ式5W1Hはちょっと違います。Why(なぜ?)、Why(なぜ?)、Why(なぜ?)、Why(なぜ?)、Why(なぜ?)、How(どのようにして)、と原因の原因、さらに原因の原因と人すら深堀をしていくことによって根本的な課題解決を行なえるという考え方がベースになっているとのこと。
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2月 21, 2011 in
Blog, Concept, Framework / Methodology with
MECEは、英語でMutually Exclusive, Collectively Exhaustiveという言葉の頭文字で、直接的な訳は、「相互に排他的で、共に網羅的」というちょっと難しい言葉になりますが、簡単に言うと「漏れなくダブりがない」というコンサルタントが良く使う言葉です。
フレームワークと捉える人もいますが、実際には何かを分類する時の基本的な考え方でありフレームワークとは異なりますが、フレームワークの基盤となるもの、と捕らえることが出来ます。
例えば成人男性について分類をしようとするとき、会社員とフリーターに分けた場合、学生や、最近であれば一つの属性として「主夫」といった人達が含まれておら「モレがある」となります。
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また、例えば、会社員であり、大学院生といったような社会人大学院生などには「ダブり」が存在しており、仮にデータの集計をする時等には、重複部分を削除したりマージしたりと結構大変なことになります。
MECEではない状態で分類を行なっていくことは、非効率であり生産性の高い仕事を行なうことができなくなります。
一方、例えば男性を単に年齢別でわけると確かにMECEにはなりますが、必ずしも意味のある分類になるとは限りません。例えば、趣味性や嗜好性が高いサービスや商品については年齢別分類だけではまったく意味のある分類にはならないでしょう。
MECEな考え方をするということは、どのように分類をするか?についてしっかりと意味を理解していて、かつモレ無く、ダブリ無く、効率的に分類をすることであり、それによって正確な分析を可能にするということ。全てのビジネスマンにとって極めて重要な基盤となるものです。
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2月 15, 2011 in
Blog, Framework / Methodology with
Assimilationという言葉をご存知ですか?さくっとWikipediaで調べてみても下記のような情報を得ることになります。
- Assimilation (linguistics) : a linguistic process by which a sound becomes similar to an adjacent sound
- Cultural assimilation : the process whereby a minority group gradually adapts to the customs and attitudes of the prevailing culture and customs
- Assimilation (sociology) : the blending or fusing of minority groups into the dominant society
- Linguistic assimilation (language shift) : the progressive process whereby a speech community of a language shifts to speaking another language
- Americanization (of Native Americans) : cultural assimilation of Native Americans in the United States
- Jewish assimilation
- Assimilation (biology) : the conversion of nutrient into the fluid or solid substance of the body, by the processes of digestion and absorption
- Assimilation (meteorology) : the process of objectively adapting the model state (of a numerical weather prediction model) to observations in a statistical optimal way taking into account model and observation errors.
- Assimilation (psychology) : incorporation of new concepts into existing schemes
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もちろん私が引用しているということはビジネスに関連した言葉として今回は取り上げております。わかりやすくいえば、二つ以上の異なるものを結びつけて新しいものを作り出すようなイメージを持ってもらうのが一番わかりやすいと思います。ビジネスの中では、確実に決まっているわけではないのですが、外から新任のマネージャーをチームが迎え入れるような場面を想定している話が多いです。要するに、良い形であっても悪い形であっても今までの形をもっているチームメンバーの中に新しいトップがくる場面ですね。実際に実施をするから詳細を知りたい等の質問等がある場合にはコメント等いただければと思います。
まず、チームメンバーが全員参加できる日時をしっかりと押さえ、新任者の自己紹介を簡単に行ないます。その後、
- 新任者は部屋を去り、メンバーが新任者について知りたいこと、知っていること、望むこと、チームが面している問題等について質問を書き出す
- 今度は新任者が1人で、メンバーが書き出した質問についての回答を考える
- 最後に全員が合流をして、新任者が質問についての回答をしっかりと時間をかけて行っていきます。
ある意味では同でも良いようなプライベートな内容や軽い質問から始まり、期待・希望などの話へと展開をし、噂話等から繰るようなネガティブな聞きづらい質問などにも言及をしていく。このような流れをくみながら、ちょっとづつ打ち解け、新任マネージャーが立ち上がりのもっとも大切な1ヶ月~3ヶ月の時点では実施をしてクイックなチームの引継ぎが行なわれる必要があります。このような流れをしっかりと意識をし、個人の考えを押し付けていたりしていないか、否定や批判的な行動を取っているものはいないか、逆にギクシャクを恐れるあまりに差しさわりのない話しかしていないことはないか、全員に意見をきけるようなペースや雰囲気をつくるのもファシリテーターの役割です。
私の経験の中では開いてもらうことの方が圧倒的に少なく、誰かにチームを引き継ぐ際の実施をしてスムーズなチームの引継ぎを目指す等の利用の仕方が多かったと記憶しています。どちらの形であっても、アシミレーションについて興味をお持ちであるような方であれば、組織の中でも重要な役割を担っている可能性が高いと思われますので、考えなければならないのは個人的な観点よりも、組織的な観点にて何がベストか?を問いながら自分自身の行動に変えていく必要があるように思います。
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