同じ広告を同時に見ても人それぞれ反応は違うということは、当然だと思う人も多いと思いますが、これは人間は同じ刺激を受けても反応が異なる、ということをはっきりと表しています。そしてこの原理原則は、購買行動についても当てはまるといえます。フィリップ・コトラーは、この購買特性を4つに分類しています。自社サービスや商品の顧客をターゲティングする場合に、自社商品購入結びつく要因をしっかりと考慮する必要があります。
【文化的要因】
これは購買者に一番影響を与えるものといわれており、これは文化・サブカルチャー・社会階層などが購買に対して非常に強い影響力を持つとされています。日本においても、富裕層と低所得層は大きく差が開いているため、日本のような同じような文化的背景をもっていたとしても、購買特性に大きな差が出ることは十分にありそうです。
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【社会的要因】
購買者の周辺にいる家族や友人、同僚などや購買行動に影響を与える社会的役割や地位などを指します。一番わかりやすい例は、自分自身はほしいと思っていても、親や奥さん、彼氏、彼女などの同意が必要になってしまい買えない等。役割・地位による購買行動というのは、私と近しいベンチャー社長も間違いなく言いそうな内容ですが、「社長になったんだから、ロレックスのデイトナの一つや二つは持たないと!」というステータスシンボルを買う行動のこと。
【個人的要因】
年齢や性格、人生の大きな節目や段階といわれるライフステージ、ライフスタイル、職業や経済状態などがあります。これはつまり、同じ社会階層、または経済状態に属していても、ライフスタイルが違うと購買行動が変わるということ。これらは、言われれば当り前に聞こえることかもしれませんが、購買行動を考える際には改めて自分自身に利マインドするように心がけてください。今後はますます、個人のこだわりこそがKBF(Key Buying Factor)となるケースが増えていくと想定されます。
【心理的要因】
フィリップ・コトラーは、心理的要因には4つあるとしています。「モチベーション」、「知覚」、「学習」、「信念と態度」。購入をする際に、単純に機能だけの比較ではなく、スタイリッシュなデザイン等、心理的な面も購買者は重視している証拠です。テレビや雑誌、親しい友人などから「~~は良い」「~~はとてもよく効く」などの情報を見たり聞いたりすることが購買につながるのは、「学習」の効果。ちょっと似ていますが、自分自身の経験などから「これは良い」とか「これは駄目」というイメージで決めている場合などは、「信念と態度」に該当します。
実際の購買行動は、上記の4つの要因が複雑に組み合わさって購買行動となるため、顧客ターゲティングを行なう際には、どの要因がより強い影響を与える可能性があるのか優先順位をつけてマーケティングを行う必要があります。2011年現在においてのトレンドは、文化的要因や社会的要因よりも、個人的要因や心理的要因がより強く消費活動に影響を与えているように感じます。
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