コアコンピタンス分析

コアコンピタンスとは、「他社には提供できないような価値を顧客にもたらすことの出来る中核的な能力」を意味する。言い換えると「他社にはない強み」で、よく新規事業を始めようとする際などに投資家やビジネスパートナーから聞かれる質問の一つでもある。

コアコンピタンスがないと、コストを抑えたり、独自性のある商品を提供できないため、結果として競合に勝てない。コアコンピタンス分析とは、その強みを客観的な数値を用いて計測するための分析ツール。

企業の強みや弱みを分析するツールとしては、SWOT分析がよく知られているが、SWOT分析で抽出される強みは主観的で曖昧な部分も多く、競合比較をした際に本当に優位性があるかどうかは明確ではない。SWOT分析で判明した強みとなる項目が、他社に比べてどのくらい強いのかを数値化するのがコアコンピタンス分析。SWOT分析とコアコンピタンス分析はセットで使うこと。

コアコンピタンス分析の目的は、自社の強みを計測することで客観的な判断が出来るようにすることである。そのため、計測項目は可能な限り具体的な能力・スキルに落とし込み、同時に数値化しやすい項目に落とし込むことも重要。例えば、商品開発力であれば「特許申請の数」「商品開発のスピード」、営業力であれば「提案力」「顧客訪問数」、カスタマーサービス力であれば「問合せ所入り時間」「サポート担当の専門知識力」「顧客DBの整備と活用」など具体的 な項目に展開する。

独りよがりな強みの羅列は意味がない。コアコンピタンスとは、あくまでも顧客の視点から見た強みである。「福利厚生や研修制度が充実」など「内向きな強み」はコアコンピタンスとはいえない。(もちろん人材採用力自体は企業の大きな強みではあるが)。

あくまでもコアコンピタンスとは社員が顧客にメリットを提供できる具体的な能力やスキルと考えること。コアコンピタンス分析も、そうした前提で項目出しをする。

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